2022年09月20日
洪水を防ぐカリフォルニアの河川計画その3 ー 5億ドルのプロジェクト ー
皆さま、こんにちは!
ようやく台風が日本列島を抜けようとしています。
皆様の各ご家庭、ご近所の方々、学校、職場は
大丈夫でしょうか。
さて、シリーズで続けてきた最終回の第3弾、本日は
いよいよ雨の様子をご紹介します。
何十年もの歳月を経て、この河川計画が初めて実施
されたのは、2017年、平成29年1月でした。
この時も大雨が降り続く中、街の変容を是非見ようと
思い、コートを羽織って車で出掛けました。
すると・・・いつもの景色とは違います。
余談ですが、南カリフォルニアでは冬でもセーターで
十分あたたかく、日本に帰国する時しかコートの
出番はなかったのですが。
一方、北カリフォルニアはサンフランシスコ周辺も
含め、ナパも冬はコートが必要でした。
近づいてみると・・・
いつもは見えるV字に凹んだ直進道路が、大きな
ゲートで遮断され、あの散歩道だったバイパスが
見事に「川」になっているのです!
プロジェクト、大成功ということです!
向こう岸には地元で人気のパン屋さんやバーガー店
などが並び、私もよく通いました。
↑ 写真右側に道路と、向こう側にもが同じ門が
あるのが分かりますでしょうか?
晴れの時期にはカヌーやボードを楽しむ方の姿も
雨量が増加するといなくなり。
川辺の席も立ち入り禁止区域となります。
↑ 雨足が強くなってきた頃の写真。
既に立ち入り禁止の看板が出ていました。
英文記事ですが、施工当時の様子の写真がたくさん
掲載されていますので、是非ご覧ください。
Napa Valley Registerというナパの地元日刊紙の
ウェブサイト版で、今年8月31日の記事です。
↓
https://napavalleyregister.com/news/local/napa-flood-district-starts-up-outreach-for-next-napa-flood-control-project-phase/article_d04a9cf2-296f-11ed-9b69-47479726689f.html
上記サイトに掲載写真の下から5つ目に映る茶色い
ゲートが、私が掲載したものと同じです。
総額5億ドル超の大規模プロジェクト。
今も尚、新しい計画を続行中のようです。
過去の大洪水による損失から学び、自然を活かす
環境にやさしい対策が講じられたばかりでなく、
地元の地域経済の活性化にも繋がった河川計画。
アヒルもいて、元々いた川魚も戻り、人も集う
共存共栄の美しい景色が広がっています。
アメリカの造園家協会や建築家協会などの学会でも
注目され、高く評価されています。
ということで、今回のシリーズは
いかがでしたでしょうか?
ナパの意外な一面だったかもしれないですが、
日本でも洪水が年々増加し、高山でも起きて
いますので、海外での取り組みを参考までに
ご紹介させていただきました。
飛騨高山も国際観光都市として、今後ますます
画期的なまちづくりが展開されることを願っています。
今日も素敵な1日を!
Have a great day!
ようやく台風が日本列島を抜けようとしています。
皆様の各ご家庭、ご近所の方々、学校、職場は
大丈夫でしょうか。
さて、シリーズで続けてきた最終回の第3弾、本日は
いよいよ雨の様子をご紹介します。
何十年もの歳月を経て、この河川計画が初めて実施
されたのは、2017年、平成29年1月でした。
この時も大雨が降り続く中、街の変容を是非見ようと
思い、コートを羽織って車で出掛けました。
すると・・・いつもの景色とは違います。
余談ですが、南カリフォルニアでは冬でもセーターで
十分あたたかく、日本に帰国する時しかコートの
出番はなかったのですが。
一方、北カリフォルニアはサンフランシスコ周辺も
含め、ナパも冬はコートが必要でした。
近づいてみると・・・
いつもは見えるV字に凹んだ直進道路が、大きな
ゲートで遮断され、あの散歩道だったバイパスが
見事に「川」になっているのです!
プロジェクト、大成功ということです!
向こう岸には地元で人気のパン屋さんやバーガー店
などが並び、私もよく通いました。
↑ 写真右側に道路と、向こう側にもが同じ門が
あるのが分かりますでしょうか?
晴れの時期にはカヌーやボードを楽しむ方の姿も
雨量が増加するといなくなり。
川辺の席も立ち入り禁止区域となります。
↑ 雨足が強くなってきた頃の写真。
既に立ち入り禁止の看板が出ていました。
英文記事ですが、施工当時の様子の写真がたくさん
掲載されていますので、是非ご覧ください。
Napa Valley Registerというナパの地元日刊紙の
ウェブサイト版で、今年8月31日の記事です。
↓
https://napavalleyregister.com/news/local/napa-flood-district-starts-up-outreach-for-next-napa-flood-control-project-phase/article_d04a9cf2-296f-11ed-9b69-47479726689f.html
上記サイトに掲載写真の下から5つ目に映る茶色い
ゲートが、私が掲載したものと同じです。
総額5億ドル超の大規模プロジェクト。
今も尚、新しい計画を続行中のようです。
過去の大洪水による損失から学び、自然を活かす
環境にやさしい対策が講じられたばかりでなく、
地元の地域経済の活性化にも繋がった河川計画。
アヒルもいて、元々いた川魚も戻り、人も集う
共存共栄の美しい景色が広がっています。
アメリカの造園家協会や建築家協会などの学会でも
注目され、高く評価されています。
ということで、今回のシリーズは
いかがでしたでしょうか?
ナパの意外な一面だったかもしれないですが、
日本でも洪水が年々増加し、高山でも起きて
いますので、海外での取り組みを参考までに
ご紹介させていただきました。
飛騨高山も国際観光都市として、今後ますます
画期的なまちづくりが展開されることを願っています。
今日も素敵な1日を!
Have a great day!
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Posted by こんにちは!かわみさちこです♪
at 08:08
│Comments(2)
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素晴らしい取り組みを紹介して下さり有難うございます!