2022年09月15日
青空から洪水まで、カリフォルニアの気候 一 河川計画その1 ー
皆さま、こんにちは!
アメリカ、カリフォルニア州というと
青い空に広がるビーチ
のイメージがあるかもしれないですが、
雨季も一応存在します。
秋の終盤から春にかけてという感じでしょうか。
それまでは天気予報は毎日雲もない晴れ
マークが続き、雨が一滴も降らない日が何十日も
続くので、天気予報を確認しない日もありました。
↑ 冬でも遊びに出かけた南カリフォルニアのビーチ
渡米して南カリフォルニアで1年過ごした後、
ニューヨークを経て北カリフォルニアの
ナパバレーに移住した時、驚いたことがあります。
それは「洪水保険」
え?このカラッカラに乾燥した気候に洪水?
耳を疑いましたが、どうやらアメリカ連邦洪水保険制度
というのに自治体単位で加入していたり、個人の家を
補償するために独自で入っていたり。
↑ 日差しが強いので帽子は年中欠かせません。
そんな保険が役立つ時が来るのだろうかと疑問に
思いながら迎えた11月はじめ。
確かに雨は一向に止みません。
来る日も来る日も降り続け、あっという間に夏は
川底の石しか見えなかった近くのナパ川も溢れる
寸前に。
ワイン産地で知られるナパには、南北に連なる
2つの山脈があり、その谷間にブドウ畑が一面に
広がっています。
↑ ナパのブドウ畑
両側に幹線道路が走るため移動にも便利で、南北に
続く絶景の畑を眺めながら、家族でドライブを
楽しむのも良し。
ワイン好きにはたまらない観光地として大人気です。
その山から町の中心部を流れ、北サンフランシスコの
サン・パブロ湾に注ぐのがナパ川です。
↑ ナパ川のほとりで地元の皆さんと食事会♪
川沿いのレストランは眺めも素敵で、
風も心地良いです。
もともと河川の流域だった所に都市が形成されている
ため、過去に何度も大洪水の被害を受けてきたナパ。
何十年もの間、対策を試行錯誤して辿り着いたのが
自然の生態系を考慮した河川整備でした。
"Living" River concept と英語で言いいますが、
「生きた川」というコンセプトに基づく全米初の
大規模な河川計画。
コンクリートの壁で洪水を阻止するという一般的
対策が合意に至らなかったのは、ナパをはじめ
カリフォルニアの人たちが人工のものよりも自然を
好む傾向があるからでしょうか。
地元の皆さんと話をしていると、環境問題への関心の
高さと日常での実践を、あらゆる場面で感じました。
今よく言われるSDGsのSはサステイナブルの頭文字
ですが、この持続可能性は勿論ワイン造りにも見られ、
多くのワイナリーが関心を寄せていました。
実際、カリフォルニアワインの8割以上が
サステイナブル認証を受けたワイナリーで作られています。
その認証を行うカリフォルニアワイン協会が20年以上
前から取り組む理念は主に3つ。
1、環境にやさしい
2、経済的に実現可能
3、社会的に公正(従業員や近隣の住民に対してなど)
そんな想いがボトルの中に込められています。
高山に住み、今後は飛騨のお酒の奥深い醸造についても
学んでいきたいと思っています。
話が少し脱線しましたが、カリフォルニア、ナパの
背景も少しご説明できたところで、次回は本題の
河川計画についてご紹介したいと思います。
今日も素敵な1日を!
Have a great day!
アメリカ、カリフォルニア州というと
青い空に広がるビーチ
のイメージがあるかもしれないですが、
雨季も一応存在します。
秋の終盤から春にかけてという感じでしょうか。
それまでは天気予報は毎日雲もない晴れ
マークが続き、雨が一滴も降らない日が何十日も
続くので、天気予報を確認しない日もありました。
↑ 冬でも遊びに出かけた南カリフォルニアのビーチ
渡米して南カリフォルニアで1年過ごした後、
ニューヨークを経て北カリフォルニアの
ナパバレーに移住した時、驚いたことがあります。
それは「洪水保険」
え?このカラッカラに乾燥した気候に洪水?
耳を疑いましたが、どうやらアメリカ連邦洪水保険制度
というのに自治体単位で加入していたり、個人の家を
補償するために独自で入っていたり。
↑ 日差しが強いので帽子は年中欠かせません。
そんな保険が役立つ時が来るのだろうかと疑問に
思いながら迎えた11月はじめ。
確かに雨は一向に止みません。
来る日も来る日も降り続け、あっという間に夏は
川底の石しか見えなかった近くのナパ川も溢れる
寸前に。
ワイン産地で知られるナパには、南北に連なる
2つの山脈があり、その谷間にブドウ畑が一面に
広がっています。
↑ ナパのブドウ畑
両側に幹線道路が走るため移動にも便利で、南北に
続く絶景の畑を眺めながら、家族でドライブを
楽しむのも良し。
ワイン好きにはたまらない観光地として大人気です。
その山から町の中心部を流れ、北サンフランシスコの
サン・パブロ湾に注ぐのがナパ川です。
↑ ナパ川のほとりで地元の皆さんと食事会♪
川沿いのレストランは眺めも素敵で、
風も心地良いです。
もともと河川の流域だった所に都市が形成されている
ため、過去に何度も大洪水の被害を受けてきたナパ。
何十年もの間、対策を試行錯誤して辿り着いたのが
自然の生態系を考慮した河川整備でした。
"Living" River concept と英語で言いいますが、
「生きた川」というコンセプトに基づく全米初の
大規模な河川計画。
コンクリートの壁で洪水を阻止するという一般的
対策が合意に至らなかったのは、ナパをはじめ
カリフォルニアの人たちが人工のものよりも自然を
好む傾向があるからでしょうか。
地元の皆さんと話をしていると、環境問題への関心の
高さと日常での実践を、あらゆる場面で感じました。
今よく言われるSDGsのSはサステイナブルの頭文字
ですが、この持続可能性は勿論ワイン造りにも見られ、
多くのワイナリーが関心を寄せていました。
実際、カリフォルニアワインの8割以上が
サステイナブル認証を受けたワイナリーで作られています。
その認証を行うカリフォルニアワイン協会が20年以上
前から取り組む理念は主に3つ。
1、環境にやさしい
2、経済的に実現可能
3、社会的に公正(従業員や近隣の住民に対してなど)
そんな想いがボトルの中に込められています。
高山に住み、今後は飛騨のお酒の奥深い醸造についても
学んでいきたいと思っています。
話が少し脱線しましたが、カリフォルニア、ナパの
背景も少しご説明できたところで、次回は本題の
河川計画についてご紹介したいと思います。
今日も素敵な1日を!
Have a great day!
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Posted by こんにちは!かわみさちこです♪
at 07:08
│Comments(2)
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この秋は是非!